
少し古い駅舎のプラットホームの床や地下鉄の柱、銀座あたりにある古いビルの床や階段に、使われていた左官の仕上げで、’押し花の家’の床を作りました。
テラゾーと呼ばれるこの左官仕上げはモルタルとたくさんの綺麗な色石をつかって作ります。真鍮の目地を入れて、塗ったあと固まる少し前に研ぎ出します。
この60を過ぎた左官やさんの小僧の頃は、研ぎ出しや洗い出しといった左官仕上げは日常だったそうです。
こうして左官やさんとベンガラの赤い粉をどれくらい入れて色をだそうか、いやもう少し入れたほうがいいよ、と相談するのが楽しみで、つい長居・・・。