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2008年12月13日 (土)

外壁が無垢板張りの家、完成しました。

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最近まで難しかった、都会の住宅街で家の外壁を無垢板張りにすることが
できるようになりました。
今回は防火・準防火地域ではなく、いわゆる法22条区域と呼ばれる地域で、
よほど隣地から離れた広い土地でない限り、
燃えるもので外壁をつくることができませんでした。
これを可能にするため、外壁を準不燃材料(木毛セメント板)でくるんでから、
無垢の杉板を取付けました。
表面はドイツ・ブレーマー社の自然塗料を塗り重ねています。
建築の審査をする機関(確認検査会社)の担当さんから、
「不可では?」といわれたのですが、
国土交通省の告示により他の市町村でクリアしている例や、
国の木材研究機関が出している資料を提出して
「これは知りませんでした、適法です。」との判断を頂きました。

実際に表面に板があると、隣家で火災が起きた場合、
少しずつ燃え、炭化することで時間稼ぎをしてくれることが
実験で証明されてきたそうです。

木は燃えるから弱いという固定概念は、今だんだんと変わりつつあり、
ビルの柱にも使おうという動きもあります。

外装材としての寿命も何もしなくても15~20年は持ちますし、
傷んだところは部分的に取り替えることが簡単なのも利点です。

ちなみに大雑把に計算するとこの外壁だけで
1.8トン分に相当する二酸化炭素を吸収・固定しつづけます。
杉を使うことで、さらに森の手入れができるようになれば、
さらに植林が可能ですから、波及効果は大きい。
都会の家が森を育てる原動力になるって素敵ですよね。

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