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2009年7月25日 (土)

山梨の製材やさん

国産材、とくに山梨の地場材を扱う樋口さんの仕事場にお邪魔しました。
山梨は国立からだと、お隣さんという感じの距離です。

丸太のごろごろと転がる土場。直径60cmを超える栗に驚きました。
こうして製材の現場に来ると、その豪快さにココロがうきうきしてしまいます。
まるで築地の市場のような楽しさがあります(ちょっと大げさでしょうか)

「すごい栗ですね~!」
「昔は山梨では家の土台といえば栗だったけど、今は使う所もめったにないよ」

地元の山にいい材料があるのに、もったいないことです。

どうして国産材にこだわっているのかという無粋な質問に、
「ここで生きていくために必要だからだよ」というようなことを答えてくれました。
決して「地球温暖化のため」とか、「エコロジーをめざしてます」
みたいな教科書的なことを言わないところが
なんだかとても素敵だなと思いました。


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2009年7月23日 (木)

ミツバチの大量死

先週末、銀座にミツバチを見に行ってきました。
屋上で日本ミツバチと西洋ミツバチの養蜂をしているビルでの勉強会。

これまで新聞でも報道されているように、
2005年から日本各地でミツバチの大量死が
養蜂家から報告されています。
原因は地球温暖化か?などといわれているようですが、定かではありません。
今回の勉強会で、岩手で1世紀近く代々養蜂をしている方からお話を聞くことが出来ました。

全国で農薬散布への反対運動が功を奏し、
フェンチオンなど有機リン系の農薬散布を減らす動きがあるのですが、
1990年代からそれに代わる、ネオニコチノイド系農薬が使われるようになったそうです。
人や魚への毒性は低いとされている一方、
カイコやミツバチのいる地域では使用しないこととされているこの農薬、
しかし実際には養蜂地域でこれが使われているそうです。
有機リンが使いにくくなった、稲作やりんごなどの農家さんは、
カメムシによって作物に傷が付けられることで価値が落ちてしまうことを恐れ、
このネオニコチノイド系農薬を使い始めたそうです。

岩手の養蜂家さんによると、ミツバチのほか、スズメバチやマルハナバチなどの
生態系トップの大事な虫たちも道端にたくさん死んでいるということでした。

日本だけではなく、フランスでもネオニコチノイド系農薬によりミツバチの死亡率が
10%から60%に急上昇したため、この農薬を全面禁止としたとのことでした。

実はこのネオニコチノイド系農薬(=殺虫剤)の一つイミダクロプリドは
シロアリ防除剤として住宅にも使われています。
以前、中古の家を買った方からの相談で、撒かれていた薬品がこれを主成分とする「ハチクサンFL」でした。

田畑に撒かれる以外に、住宅に定期的に撒かれるこうしたシロアリ防除剤も、
ヒトへの害だけではなく、少なからず蜂たちに影響を与えているのではないかと思いました。

聞けば、農薬を使う理由が「カメムシが噛んだ跡が残ると消費者が買わないから」。
少し見栄えが悪くてもよければ、農薬を使わないことができるのだそうです。

最後にビルの屋上で見学会。
ちいさな蜂たちがぶんぶんと巣箱のまわりを飛び交っていました。
銀座のハチなので、「銀パチ」!なんだか楽しかったです。
マロニエ通りや皇居の花から蜂蜜はすごくやさしい味でした。
Ginzabee


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2009年7月 4日 (土)

化学物質過敏症が病名として認められました

ようやく化学物質過敏症が電子カルテに載る正式な病名として、国に認められました。
これですべての患者が救われるというわけではないにしろ、
これまで全く保険診療を受けられなかった患者さんたちにとっては少なからぬ朗報です。

私が関わる患者さんの中には、病名が認められてないために
周囲に「気のせいだ」と言われたりして、症状以外の苦しみを味わってきた人が少なくありません。
特に身近な家族に理解してもらえないときのご本人のストレスは、
時に追い詰められたものとなることもあります。

一方、家族が理解して協力している患者さんは
食事や運動に前向きに取り組んで、
少しずつですが、着実によい方向に進むのを幾つも目の当たりにしました。


今回の病名認定が、家族や周りの人達の理解を後押しすることにつながればと願います。

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