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2009年10月 7日 (水)

化学物質過敏症 国際市民セミナーを終えて

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先週のセミナーには全国から患者さんたち、そしてお医者さんたちも参加して、内容の濃いものとなりました。
写真は、米国ミラー医師の講演の様子です。

化学物質過敏症(MCS:Multiple Chemical Sensitivity)は症状が一人一人バラバラで、しかも同じ人でも刻々と反応するものも変わるという難解な病気です。
建材テストを慎重に行なっても、時間が経つと違うものに反応してしまう患者さんを多く見てきました。
これが、この病気を「心因性=気のせい」といった世間の誤解を招く一因なのです。
今回の国際セミナーではこのことを医学に素人の私でも理解できるように、
先生方が苦労して、絵をつかって、噛み砕いて講演してくれました。

日本ではじめてMCSを診療する施設をつくり、診断方法をつくりあげた石川哲医師、
ドイツで医師免許をとりあげられそうになりながら、MCSの治療を続けるルノー医師、
アメリカでこれから医師になる人達へこのことの重要性を教えつづけているミラー医師
どの先生も様々な体制という壁と「戦っている」方々です。

環境の悪化が産んだ必然的な病気であること、
過敏症という形以外にも、自閉症やAD/HD(注意欠陥多動性障害)、CFS(慢性疲労症候群)など、
別の病気とされるものの中にも、化学物質が引き金になっているものがあること
環境を整え、回復のためのプログラムをきちんとおこなえれば、もとの健康体にもどることができること
決して気のせいではないこと・・・を教えてもらいました。

海外の先生方は「医師だけではだめ。MCSを助けるためには、建築士、弁護士との協力が不可欠だ」といわれました。

今回のセミナーの主催団体は、ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議といって、弁護士さんが中心となって様々な人達が加わっている市民団体です。
外部から手伝いをさせてもらい、正直くたくたになりましたが、とても刺激を受け、得るものがたくさんありました。みなさんに感謝しています。


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