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2010年1月 7日 (木)

ずんだ餅、くるみ餅

宮城県出身の母は、お正月には欠かさず「ずんだ餅」と「くるみ餅」をつくる。
ずんだは、枝豆をゆでて、薄皮を一つ一つ取り除いてから、すり鉢ですり潰していく。

子供の頃は、すり鉢を押さえておく役を担っていた。
しっかり押さえておかないと、ずんだがこぼれてしまうので、
子供ながらに必死に押さえていたことを思い出す。

加減をみながら、湯や水を加えたり、砂糖や塩でいつもの味に仕上がっていく。
母のすりこ木は、きれいな円を大きく、小さく描きながら、音楽を奏でるみたいにつぶしていく。
少し大きくなると、今度は摺りの役もさせてもらう。
でも思うようにすりこ木が滑らないと、ずんだがこぼれる。
力が入っているとだめで、なかなか母のように動かせなかった。

今年も母のずんだとくるみを味わった。相変わらずおいしい。
年を取って料理にフードプロセッサーを使うようになったけれど、
ずんだとくるみのときは、すり鉢でないとおいしくならない、という。

私も今はすりこ木をうまく動かせるようになったけれど、
味がどうしてもいい塩梅にならない。
「ただ甘いだけ」になってしまう。

「塩加減ね。あとは身に付いた舌だわね」と母は笑う。

甘すぎず、けれどコクのある、あのずんだの味を舌で覚えていれば
いつか再現できるはず・・・。


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