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2010年10月30日 (土)

一橋大学・中和寮のシンボル「金塔」復元

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昭和3年築の木造の寮で、屋根の「金塔」と呼ばれた
銅板葺きの塔の先端部分を復元しました。

取り壊しですべて処分されるはずだったところ、元寮生の人たちで
少しでも残そうと運びだされ、郷土文化館に保管されていたそうです。

修復して、展示したいということで
銅板を剥がしてみると、下地の木が腐っていました。
当時、西洋建築を精一杯模倣した、日本の大工と板金職人の
手の跡がありました。

銅板屋根は、見事なほど緑青が出ていましたが、
だいぶ痛んで使い物にならない部分もありました。

銅板をすべて新しくするほうが簡単でしたが、
時代を経た銅板が、中和寮の当時の面影をしっかりと伝えてくれるのでは・・・と
考え、できるだけ修復して再利用しました。

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こんなに大きな塔を、当時どういう順番で作り上げていったのか、
想像するとすごくわくわくします。

復元した金塔はくにたち郷土文化館に展示中です。http://www.kuzaidan.com/province/

(イトウタカシ)

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2010年10月25日 (月)

11月14日(日)オーガニック・ライフ・デイ! 開催

秋深まる11月14日(日)、自然の恵みをいかした暮らしを楽しむ
小さなイベント Organic Life Day! をヴィ・アロームさんとともに開きます。

2階ヴィ・アローム国立さんは、手作りハンガリアン・ウォーター教室を開きます。

ハンガリアン・ウォーターって、ご存知ですか?

私は初めて聞いたのですが、14世紀の王妃が愛用したアロマの蒸留水で、
「若返りの水」といわれる化粧水なのだそうです。

今、実験台?として使わせていただいてます。
香水などの香りが苦手な私ですが、自然ないい香りです。
べたべたせず、さらりとした感触。

また、1階では、
多摩川源流の森・木のストラップ釣り遊び
多摩産みつろうキャンドル作り
ができます。
こちらは老若男女問わず、縁日気分で立ち寄ってもらえると、うれしいです。

多摩川源流の村・こすげの木を使った家具のお披露目も予定しています。

Organic Life Day!の詳しいチラシはこちらです。

「organic_life.pdf」をダウンロード

地図「orgnic_life.pdf」をダウンロード


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2010年10月16日 (土)

いのちの林檎 上映会にいってきました。

Photo


化学物質過敏症の娘さんとお母さんの放浪を追ったドキュメンタリー映画「いのちの林檎」を観に行きました。

新築の家で暮らし始めてから、それまで元気そのものだった娘さんの人生が変わっていきます。
芳香剤や農薬、シャンプーなど、ありとあらゆるものに反応して呼吸困難に陥ります。

最後に水すら飲めなくなったときに出会ったのが無農薬・無肥料でつくられた青森・木村さんの林檎だったという内容の映画でした。

2時間の長さを覚悟して行きましたが、木村さんのまるでムツゴロウさんのような素朴な明るい語り口や、
過敏症の早苗さんの悲惨な現状でも笑顔を絶やさない様子、母親との楽しげなやり取りなど、
あっという間に時間が過ぎ、つらい中にも強い希望を感じさせる映画でした。

映像を観ながら、今までご縁のあった患者さんたちのことを思い出していました。
行く場所がなくて、必死の思いで避難先をさがしている人、
理解のないアパートの大家さんに出て行けと言われて地方にかろうじて逃げ場所を確保できた人、
明け方に着の身着のままでうちの店に避難してきた人、
職場で発症して、仕事を辞め、山の中で半分テント暮らしをしている若者、
避難先と自宅とを往復する生活を続けながら、なんとか仕事を続けている女性・・。

たいてい古家を探すのですが、古い家は芳香剤やシロアリ駆除剤を長年撒いていることもあり、なかなか簡単には見つからないのです。
見つかっても近くの家でシャンプーを使われたら、もう住めなくなってしまうわけです。

最重度の人は、早苗さんのように木の家に住むことすらできません。
木材、とくに杉やヒノキなどの針葉樹はテルペン類等を含んでいるので、その天然成分に反応してしまいます。

早苗さんはオーガニックコットンの衣服を着ていましたが、オーガニックコットンは綿花に含まれる油分を取り除かないため、その油分のにおいに反応してしまう患者さんが多いので、おそらく早苗さんも何回、何十回と洗ってから着ることができているのだろうと想像しました。

転地してテストした材料だけで家をつくって、元気に暮らしている人もいますが、
自分の耐えられる場所を探しだし、しかも家を建てられる人は多くはありません。
ここなら!と選んだ土地に建て始めたら、周りに家が建ってしまい、いられなくなった人もいます。
「何年かぶりにぐっすり眠ることができました」という言葉を聞いたあとだっただけに、
やりきれない、無力感を感じたこともあります。

建築で避難する箱をつくることはできても、周りの空気をよくしなくては根本的な解決にならない・・。
過敏症の相談を受けるたびに、自分の無力を感じてがっくりきますが、
けれどもできることはたくさんあるぞ!とパワーが湧いてくる、そんな映画でした。
製作してくださったみなさん、ありがとう!!

10年ほど前だったと思いますが、ドキュメンタリーではないのですが、過敏症のことが映画化され、渋谷で上映されました。
アメリカ映画で「SAFE」という題でした。
リッチな生活をしているマダムが新しい家に新しい家具をそろえていくのですが、
突然鼻血を出したり、倒れたりするようになります。
そのうちに、仲間のリッチなマダム達の香水等に耐えられなくなり、コミュニティから孤立していきます。
そして最後にたどりつくのが、砂漠の中に共同生活をしている怪しい新興宗教団体・・・。
という映画でした。

今もそのときのパンフレットがありますが、社会的に孤立した人が取り込まれていく様子が描かれていて、怖いと思った記憶があります。
身近なコミュニティーから弾き飛ばされがちな化学物質過敏症の患者さんたちを温かく受け入れる地域づくりも大切だなあと感じました。 

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2010年10月13日 (水)

古楽器

先週末、玉川上水にあるロバハウスの古楽器市に行ってきました。
といっても中古の楽器ではなくて、中世の楽器のこと。

ロバハウスは、建築家・村山氏のつくった作品で、
かれこれ10年以上まえから一度行ってみたいと思っていた建物。
シュタイナー建築の香りのする、直線のない、窓も不定形な自由空間。
基本構造は鉄筋コンクリートなのですが、
豪快に丸太を使っているので、とても温かい空間でした。
昔、ドイツに行ったとき、シュタイナー学校を訪ねたことがありますが、
同じようにわくわくするような空間と優しいピンク色の壁が印象的だったなあ・・。

さっそく中に入ってみると、中世のバグパイプの音色や、
見たことのない弦楽器、打楽器、笛・・・。
みんなで輪になって、不思議な音楽に合わせて振りをまねていきます。
建物も楽しそうでした。

夫は以前からほしかった「口琴」を手に入れて満足気。
玉川上水沿いの小道を演奏(?)しながら帰りました。

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2010年10月 9日 (土)

マンションの改修できあがりました。

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築10年を少し超えた鉄筋コンクリートのマンションです。
以前は区切られていたキッチンと居間の間の壁を取り払って、
一つの空間にしました。

ここのところ、開放的なキッチンに改造する機会が増えているのですが、
でも、微妙に見せたくない部分もあったりして、どこまで「開放」するかが大事なところです。

今までと違った開けた感じを楽しんでもらえると、うれしいです。


ちなみに昭和な香りただよう我が家の台所は、思いっきり開放型。
逃げも隠れもいたしません(笑)。
開放的なせいか、訪ねてきた人はいつの間にか台所に来て話しています。

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2010年10月 8日 (金)

鎌倉のイチョウ

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仕事で北鎌倉にいった帰り道、
ちょっと寄り道しました。

鎌倉の鶴岡八幡宮の大銀杏。

折れてしまったというニュースを聞いて以来
その後が気になっていました。

残された大銀杏の根元から、新しい芽吹きが出ていました。
思わず、がんばれーと声援したくなる気持でした。

お参りして、引いてみたおみくじは、大吉でした。
「まわりとの和を大切にすれば万事大成す」というような内容だったかな。
日ごろつい、夢中になって、周りのことがそっちのけになってしまうことを反省。(笑)

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2010年10月 5日 (火)

看板

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2階にアロマのヴィ・アローム国立さんが引っ越ししてきたのをきっかけに
表の看板をリニューアルしてみました。

8年前のオープンの時に壁につけた鉄のサインも
ツタに覆われ、塗装もくたびれ気味。

思い切ってツタをバリバリと剥がして
木の板を張って、自然塗料の白で塗りました。
鉄のサインも自然塗料の黒とブルーで化粧直し。

自然塗料は、弱いというイメージがあるようなのですが、
石油から作られている現代の塗料が広まる以前は
軍艦の船体にも塗られていたそうです。
その頃は「自然塗料」という意識はなかったでしょうけれど。

現代のケミカルな塗料は有機溶剤の乾燥がとても速く、
それに比べると少しのんびりですが、
天然溶剤のなかでも揮発性の高く、アロマオイルとしても知られる
シトラスオイルを使っているので、いい香りです。

ヴィ・アロームさんでは人の体のためのアロマオイルですが、
こちらは家のためのアロマオイルといった感じです。

いろいろ試して、黒はとくに鉄と相性がよく、きれいに塗ることができるので
設計する家のベランダなどにはこの自然塗料の黒を使います。
おそらく顔料の成分が影響するのだろうと思います。

白は顔料が少ないせいか、透明感のある仕上げになるので、
木目を残したいときはちょうどよいです。
木目の見えないくらい濃くしたいときは、私はこれに胡粉を入れたりして
濃さを調整しています。
胡粉は牡蠣殻を20年くらい風化させてから粉にひいたもの。
おひなさまの人形の顔のおしろいが胡粉です。

いろいろ混ぜたりして試すのも楽しいですよ。


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2010年10月 4日 (月)

レインファームがCMに登場

先月のある日の夜、店に一人の男性がきました。
何でもこのあたりでCMの撮影のロケハンに来ているとのこと。

「僕が探し回って、こちらのお店が一番イメージにぴったりだったんですよ」
「もっといい感じのお店は国立にワンサとありますけど・・・」
「どこですか?でも僕、結構さがしたつもりなんですけど。」
「喫茶店の○○とか、雑貨屋さんの○○とか・・・」
「そういえば、ちょうどその日はお祭りで商店会さんの準備の邪魔になると困るんですけど・・・・」
「会長さんのところへ承諾をとってきました。」
「そうそう、音大付属高校の文化祭で人がいっぱい通るから、撮影はむずかしいんじゃないかなあ・・・」
「早朝に撮るので、大丈夫です」

そんなやり取りの末、次々と難関をクリアしていくロケハンの男性に
とくに断る理由も見当たらず、
「どうぞお好きなように撮っていってチョーダイ」

先月末に「無事撮影終わりました。」との一報が来ました。
CMはいつから放映なのか、よくわかりませんが、
もしいち早くみつけた方がいたら、教えてくださいね。(笑)

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