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2012年1月26日 (木)

第五福龍丸

NHKの日曜美術館で、アメリカのベン・シャーンという画家の特集をしていました。
その画家の代表作の一つに、「ラッキードラゴン」という一連の作品があるという話でした。
最初「ラッキードラゴン」とは何か、ピンと来ずに見ていたのですが、
第五福龍丸のことであると気づいたときに、何かとても惹きつけられるものを感じました。
番組のなかで、第五福龍丸が江東区に保存展示されていることを紹介していました。
ベン・シャーンという画家のことについても、第五福龍丸が現存していることについても、
知らなかったことにショックを受けました。
早速見に行くことにしました。

Lucky_dragonv


第五福龍丸は江東区夢の島にある夢の島公園内にありました。
第一印象は、ものすごい迫力でした。
細かいことは書きませんが、第五福龍丸がビキニ沖の水爆実験で被爆した事実から、
船員の一人が被爆により亡くなったこと、第五福龍丸が様々な経緯を経てここに展示保存されていること等、
詳しく知ることができました。

第五福龍丸が被爆したことは知っていました。
しかし、それは1作目のゴジラという映画を通じて、子供の頃知っただけのことでした。
深い意味などは、考えることもなく、荒唐無稽な映画に現実味をもたせる一つの事実という
認識でしかありませんでした。

福島の原子力発電所の事故以来、
もうすでに、忘れたい、なかったことにしたい、という世の中の空気があるのを感じます。

保存された船のおかげで、ボクは当時とは違う認識を得ることができたのだと思います。

だから今回の原発事故も忘れることのないカタチで残す必要があると感じました。


(イトウタカシ)

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東日本大震災と原発」カテゴリの記事

コメント

第5福龍丸って今でも現存しているのですね!学校の教科書で習ったのを覚えています。震災からもうすぐ1年。たしかに被災地から遠いワタクシも、去年のことは、もう過去になりつつあります。
知らないうちに被ばくしているかもしれませんが・・・。
生きていかなければならないから人間ってつらい過去は忘れるように出来ているのかもしれませんね・・。

投稿: V型 | 2012年2月 1日 (水) 03:49

映画の『第五福竜丸』も邦画の傑作のひとつなので機会があればぜひ。今年で100歳になる新藤兼人監督が事故の数年後に撮った実話の再現作品です。ひとりの船員とその家族の半年間を通じて、あの事件が当時の日本人にとって他人事ではなかった事がわかります。新藤監督は『原爆の子』もお勧め。

投稿: 綾部和 | 2012年3月11日 (日) 11:39

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