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2012年6月28日 (木)

シロアリ

シロアリが出たハウスメーカーの家の調査をするというので、見学させてもらいました。

お風呂場のある北東角の屋外から、5月ごろ羽ありが大量に舞い出たようです。

シロアリとの共生をめざす専門家のKさんが最も怪しいとにらんだのは、
基礎の周りに塗ってある化粧モルタル。
基礎をきれいに見せるために、薄く塗るモルタルのことです。

これが乾燥して縮むと、基礎との間に隙間が空き、
シロアリにとってちょうどいい通路になるのですね。

一部をたたき割ってみると、いましたシロアリ。
ヤマトシロアリ達が上に登っていくところでした。

Shiroari


Siroari


ちょうど角の部分にはモルタルの角をきれいに塗るため、
コーナービートと呼ぶプラスチック材が取り付けられています。
これがちょうどシロアリにとって、運んできた砂粒をくっつけやすいのか
たっぷりと湿った砂粒がついていました。

近頃は、基礎に断熱材を巻きつけるので、シロアリがいても見つけられないというのが、
問題になってきました。暖かくて食べやすい硬さ、確かにシロアリが好みそうです。

Kさんから、シロアリの生態についていろいろとお話しを聞くことができました。

羽ありが群飛のは、巣別れというよりも、満員になったので追い出されたものだとか、
羽ありの99%は死んでしまうとか・・・。

いままでも中古のリフォームをしていると土台を一部だけ食べて、
すっかりいなくなっているのを見たりします。
ちょっとした環境の変化で、すぐ死んでしまうのだそうです。

ニンゲンが思っているよりはるかに、シロアリってデリケートな生き物なんですね。
土地にいるすべてのシロアリを駆除しようという考えもありますが、
それはちょっとゴーマンな気がします。

シロアリは生態系の中で、とても大事な「分解者」。
ずっと昔からそうしてきたように、
家の作り方や暮し方で、うまくシロアリと共生していきたいですね。

あきこ

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