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2014年9月25日 (木)

国立市 農の拠点施設建築中

9月17日、いよいよ!というかようやく!というか上棟を迎えました。

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個人住宅なら、今日はめでたい上棟祝い、ということで
お神酒、米、塩で四方を清めてから、
宴席で盛り上がる・・・という感じなのですが、
公共建築の場合はそういうのはなく・・・。(ちょっと、物足りない。)

けれどもうれしいことに一つ一つの木材は多摩産材を中心に
オール国産材で骨組みを作ることができました。

いつもは埼玉の西川材や大分の日田杉だったりするのですが、
今回は多摩産材を可能な限り調達してもらいました。

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これは東京の木というだけではなく、多摩川流域を一つの環境とする
「流域材」として設計当初からぜひ使いたいと思っていたことでした。

くにたちの農業と切っても切れない府中用水は、
多摩川から水を引いていて、河岸段丘の「ハケ」と呼ばれる崖から染み出す
湧水と合流しています。
用水路ではハグロトンボが卵を産みつける水生植物が豊かで
アブラハヤ、モロコ、ドジョウ等々の川魚もたくさん生まれてきます。
(水生植物のうち、ミクリは東京都の絶滅危惧種ですから、ホントに貴重です)

上流が美しくなければ、中流域のくにたちの水は汚れてしまいます。
上流にある奥多摩の森は世代を超えて林業家が手を入れてきたもので
天然林とは違い、人が手を入れなければ荒れ果ててしまいます。

杉やヒノキの森は適切に間伐しなければ、お日様が当らないため、
下草が生えず、土がむきだしになります。
むきだしの土は保水力が乏しく、雨を溜めておくことができません。

東京の飲み水の水源地でもあります。
雨水を山に溜めてゆっくりと川に流れる仕組みは
森だけが持っている大切な役割、天然のダムです。
森の役割を保つためにも、林業は欠かせない仕事です。

続く・・・









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