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2015年1月22日 (木)

「伝統的木造住宅はどこにむかうか」フォーラムに参加してきました。その3

みなさんの家にも1つくらい室温を測る温度計があるかと思います。
冬にエアコンを運転して温度計が「室温26度」になっていても
なんだか冷え冷えするなあと思ったことがある人も多いでしょう。
これは何ででしょうか。

周りの壁や床が冷えていると、いくら空気を暖めても冷えを感じる、
それが人間の体。
壁や床の表面の温度を「放射温度」と呼んだりします。
知らず知らずに「放射温度」を感じ取っているんですねー。

不快になると、人はカラダの「備蓄」を消費して
平常の体温を保とうとします。

宿谷さんの講演では
夏にエアコンを使って26℃にした部屋にいる人と
エアコンを使わずに通風だけで室温が30℃の部屋にいる人を
比べたデータが報告されていました。

面白いことに、通風だけの部屋にいる人のほうが、
エアコンの涼しい部屋の人よりも「備蓄」を使っていないというデータでした。

つまり、通風だけの部屋のほうが「快適だなあ」
とカラダが判断したわけです。

エアコンは部屋を冷やすのが目的ではなくて、
人を快適にするために使うわけですから、
これでは電気の無駄遣いになっているかもしれません。

Kura3←築100年の穀物蔵の修復




この講演を聞いているとき、思い出したのですが、
私の祖父母の家は東北の山の中にあり、私が子供のころは
冬は雪で埋もれていました。
ところが天気のいい日は縁側を開けっぱなし。
測ってはいませんが、きっと気温は10℃以下だったでしょう。
でも縁側に降り注ぐお日様で暖かく快適でした。

太陽の「放射温度」が私を暖めていたわけですね。縁側最高!

なるほどー、「放射温度」をコントロールできればいいのね、
では、壁や屋根、床にたっぷり断熱材を詰め込んじゃおう!
と走りだしたいところですが、云うは易し、行うは難し。

実際に断熱材をきっちり施工しようとすると、現場ではいろんな問題が
でています。
ここでもまた、断熱性能に走るあまり、「人」の健康が忘れられています。
最近の「断熱材事情」はいかに?
また別のページで・・・。







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