畳の壁
家のリフォームを本格化するためには、
まず仕事場が稼働する状態にしなくてはならない。
機械は1tほどあるので、まずは床を補強し、新たに貼りました。
作り付けの棚はすべて撤去しました。
今度の工房は、集落の中にあるので、
となりの家にあまり音がいかないようにしたいと思いました。
(隣の人に音のことを聞いてみたら、
「いやあ、気にしなくていいですよ、うちは。ははは」と言ってくれています)
防音にはどういうものがよいのか。
安くて、特別なものではない、できればその辺に捨ててあるようなもの。
段ボール案
卵の紙パック案
お金はかかるが、
スタイロフォーム案
穴開き石膏ボード案
木毛セメント案
グラスウール案
パンチカーペット案
分厚い布(カーテン)案
など
いいアイディアが浮かばず、あきこ氏に聞いたところ、
基本的には音を閉じ込めることと、吸い込むことの2つの組み合わせだという。
石膏ボードの間に吸音材を詰め込んだり、ゴムシートを張り付けたりといった
ものを何層も重ねると効果が大きくなるのだそうです。
いろんな案を考えてみましたが、現実味がなかったり、
環境に悪かったり、高価すぎたりと今ひとつ、決め手に欠けていました。
ふと見ると、母屋から運び出した古い畳が庭の片隅に積み重なっていました。
はっ!これだ。
あきこ氏に聞いたところ、「それはいい!でも壁に貼れるの?」
もし貼れたら、防音にもなるし、断熱にもなるし、ごみのリユースにもなるよね。
ということで、貼ってみました。
それにしても、畳って重いね。本藁床だし。
下の段はまだしも、上の段は二人でやっと貼りました。
とりあえず、仮止めしました。
このあと、ヘリの部分に木枠をつけて完成です。
あと、14畳分の畳がでてくるので、
隣に面した壁は全部、畳壁となります。
古畳って積んであるとすごく邪魔なごみに見えるけれど、
平面にしてみると意外と気にならない、不思議だね。