2013年11月30日 (土)
2013年7月 2日 (火)
2013年5月20日 (月)
工房リニューアル記 その10(梅雨支度)
リニューアルしている工房に一か所、雨漏りするところがあります。
この建物は数十年前に増改築されていて、
勾配の違う屋根同士を、強引につないであります。
それが雨漏りの原因となっているようです。
棒で指しているココから雨が漏れてきます。
ここまでボロボロの屋根で雨漏りが1か所だけ、というのは
驚くべきことです。
屋根の下地を「野地板」といいまして、この時代は無垢の板でした。
この建物は細い丸太をテキトーに板に挽き、
隙間だらけのまま張っています。
屋根に上って、棟瓦をはずしたところです。
コンクリ瓦の下には、あのトントン葺きが!!
杉の薄板でできていて、防水紙の役割をしています。
現在ではアスファルトルーフィングという防水紙と
野地板には合板が使われるのが一般的です。
今のほうが性能がいい、と思いがちですが、
条件によっては、20年くらいでルーフィングがボロボロ、
合板もふわふわ、という現場もあります。
ウチのトントン葺きは、まだまだ現役の状態でした。
おそらく雨は入っているのでしょうが、
トントンが吸って、そこで雨が止まっている、そして
隙間だらけの野地板とコンクリ瓦のおかげで、
蒸れることなく乾燥しているのでしょう。
「テキトー」、「隙間だらけ」なんて、今では叱られてしまいそうですが、
そのテキトーさのおかげで、この建物が守られていた、
と思うと、なぜか楽しくなってしまいます。
(あきこ)
というわけで、余った波板板金で雨を防いだつもりです。
結果は梅雨に入るとわかるでしょう。
(タカシ)
2013年5月12日 (日)
工房リニューアル記 その9(余話)
工房のリニューアルがある程度進みました。
それと同時に過去の必要のないものが、たくさん出てきたので
処分することにしました。
たとえば、20年近く前の試作や、
たくさん売れるだろうと見越してつくった半製品。
この材木の切れ端は小さなモノならまだ作れるよな~、と
取っておいたもの。
「これ仕事に使って」と、いろいろな人が置いて行った
わけのわからないもの。(笑)
すべて細かくして、残材袋に詰めました。
こんなに山積みに。
ただ、95%は木なので、今年の冬のストーブの燃料となります。
面白いものがでてきたので、ちょっと紹介します。
ウォールナットの木の固まりを自分で製材して板にしたものです。
鋸がうまく進まないな、と思っていたら、鉛が入っていました。
左の写真が木の表面でキズが見えます。
右の写真はその裏面で、鉛が見えています。
おそらく、散弾銃の弾だと思われます。
輸入材を扱う大きな材木屋では、いろいろな話を聞きます。
たとえばゴールドラッシュの時代に、木のウロの中に隠した金塊が
木に取り込まれ、製材中に見つかった話。
石器時代と思われる、石の矢じりが見つかった話。
ダイヤモンドが食い込んでいて、高価な製材用の鋸がダメになったが、
プラスマイナスで少し儲かった話。
うそのような本当のような話を、職人さんがしていました。
そんな中で散弾銃の弾は、たいした話ではないのでしょうが、
実際この目で観たのは初めてなので、びっくりしました。
北米産のウォールナットだったので、ヘラジカなどを追いかけた猟師が
撃ち損じて、木に当たったのではないかと思います。
実際の鉛の弾を観ると、製材所の職人さんの話も
まんざらホラ話でもなかったのかな、と思ってしまいます。
2013年5月 7日 (火)
2013年5月 6日 (月)
2012年8月29日 (水)
新しい機械が来ました。
念願の新しい万能機が来ました。
古い万能機は、12年間、ずいぶん頑張ってくれました。
ホコリなどをきれいに落とし、新しい万能機と入れ替えに、
引き取られて行きました。
記念に写真を1枚撮りました。
そして、これが新しい万能機です。
この機械を入れるために、工房をリニューアルしました。
コンクリートを打ったのも、この機械が1トン近くあるためです。
ユニックでトラックから降ろすシーンを
写真に撮ろうと思っていたのですが、
テンションが上がりすぎて、忘れていました。
無事、事故もなく、所定の位置にセッティングすることができました。
さすが、機械屋さんは慣れたものです。
この後、まだ壁や床、材料置場の屋根・・・
まだまだリニューアルは続きます。
2012年8月 2日 (木)
2012年7月21日 (土)
工房リニューアル記その4
今日は、土間にコンクリートを打ちます。
雨の心配もありましたが、気温が低く、
絶好の「打設日和」でした。
小型(2t)のミキサー車で、1.75㎥のコンクリートを
持ってきてもらいました。
一気に流し込んだので、ミキサー車の写真を撮るのを忘れてました。
(見せ場だったのに、残念です)
さすがに今回は助っ人を頼みました。
ミキサー車から出てくる生コンを、一輪車(ネコと呼ぶ)で
せっせと運んで、トンボで均し、木コテでざっと平らに均しました。
ほっとして、記念撮影。
その後、ある程度水が引いてきたら、金コテで表面を仕上げました。
4,5日乾かすのと並行して、屋根を作っていきます。
取り壊した物置の釘の先にさなぎがついてました。
かわいそうなので、別の柱に打ち付けてあります。
羽化するといいな。
より以前の記事一覧
- 工房リニューアル記その3 2012.07.20
- 工房リニューアル記その2 2012.07.19
- 工房リニューアル記その1 2012.07.14